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神経根ブロック

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神経根ブロック

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このブロックは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などで、神経の根元(神経根)が圧迫され、足が痛くて歩けない、腕が痛くて使えないなどの症状の時に行います。
また、頭痛、首の痛み、肩の痛み、胸痛、背部痛、腰痛、お尻の痛みなどにも行う事もあります。
帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛で痛んだ神経にも行います。それぞれの痛んだ神経に対応して、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎のそれぞれの神経根に行います。
傷んだ神経の血流を改善し、炎症を取ることにより、痛みを和らげます。

ブロック前の注意

造影剤を使うブロックです。過去に造影剤のアレルギーや、その他アレルギーの既往のある方は必ずお知らせください。
出血が止まりにくい方、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を内服している方は事前にお知らせください。
糖尿病の方はお知らせください。
また、当日体調が悪い方、新しいお薬を飲み始めた方もお知らせください。

ブロックの方法

体位は頚椎のブロックは仰向け、胸椎、腰椎、仙椎のブロックはうつ伏せで行います。
力を抜いてリラックスしてください。

針を刺す部位の消毒後、ブロック針を刺入します。
造影剤を注入し針が神経のそばにあることを確認したら、治療薬を注入します。
その際神経に沿った強い痛みが生じることがあります。
その後ブロックした神経が支配している皮膚の感覚が鈍くなったり、動かしにくくなったりします。

ブロック後1時間程ベッド上で安静となります。
最初に立ち上がる時は看護師に声をかけてください。
自分では大丈夫なつもりでも、ふらついて転ぶこともあります。

稀に4、5時間休む必要があるときがあります。
当日は入浴は控えてください。

注射した部位に貼ったばんそうこうは当日夜か翌朝にはがしてください。

合併症

① 感染
稀ですが、患者様の状態により起こることがあります。
② 血腫
血が止まりにくい方、抗凝固薬を内服されている方は注意が必要です。
③ 針の穿刺部の痛み
数日で回復します。長引く時は医師にご相談ください。
④ 痛み
稀に穿刺の刺激で痛みが強くなることがあります。
⑤ 効果の遷延
感覚が鈍くなったり、力が入りにくくなることが、長く続く時があります。効果の残っている間は、車、バイク、自転車の運転はさけてください。また転倒に注意してください。
⑥ 造影剤の副作用
造影剤注入後数時間後〜数日後に発疹、発赤、嘔気、稀に呼吸困難、血圧低下などの症状が、出ることがあります。その時には必ず、連絡してください。
⑦ 気胸
胸椎のブロックで起こることがあります。治療のため、胸腔内にチューブを入れることがあります。

※合併症による検査、治療費は通常の保険診療扱いとなりますので、ご了承ください。


医療法人社団 SPC会 塩谷ペインクリニック

大塚 康久
小杉 志都子


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