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脊髄神経後枝内側枝高周波熱凝固法

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脊髄神経後枝内側枝高周波熱凝固法


腰や背部の背骨に沿った痛みは、脊髄神経からの分枝である後枝内側枝が刺激されることが原因となることがあります。急性に生じる腰痛は後枝内側枝を局所麻酔薬でブロックすることで緩和されることが多いですが、慢性的に持続する腰痛は、繰り返しのブロック注射が必要になります。高周波熱凝固法は、局所麻酔薬による神経ブロックの効果が一時的であったり、十分な鎮痛効果が得られない場合に行う方法です。背骨の近くにある後枝内側枝に針を近づけ、針の先端から高周波電流により高温(70~90℃)の熱を発生させ、神経を構成しているタンパク質の一部を凝固して、痛みの伝達を長期間遮断します。鎮痛効果の持続期間は、遮断された神経が再生するまで効果が持続します。その期間は個人差がありますが、数か月から1~2年といわれています。

ブロック前の注意

血液を止まりにくくする薬(抗血小板薬、抗凝固薬)を服用されている方は、この治療が受けられないことがあります。このような薬を服用されている場合は必ず事前に申し出てください。
植込み型心臓ペースメーカ及び植込み型除細動器をご使用の方、造影剤や局所麻酔薬にアレルギーがある方はこの治療が受けられませんので、申し出てください。

ブロックの方法

  • レントゲン室でレントゲン透視を使用して行います。
  • うつ伏せになり、背中や腰がでるように衣類を広く開けて頂きます。
  • レントゲンで確認をしながら針を目標となる神経の近くに進めていきます。
  • 針先から電気を流し電気刺激で患部の刺激感(ビリビリする電気的な感覚)や筋肉の動きをみて、正しい位置にあることを確認します。
  • 造影剤を使用して針先の位置を確認します。
  • 高周波電流を流す前に神経の周りに局所麻酔薬を注入し、通電中の痛みを和らげます。
  • 患者さんの痛みの範囲によって、複数の神経に対して治療を行うことがあります。高周波熱凝固法の通電時間は1神経あたり90~180秒が目安です。
  • 注射が終わったら、30~60分間ほどベッドで休んでご帰宅いただきます。

合併症

① 熱傷
皮膚や神経周囲の組織に熱傷が生じることがあります。皮膚が赤く腫れたり、黒く変色することがあります。塗り薬、内服薬、あるいは外科的な処置が必要になることがあります。
② 知覚麻痺・筋力低下
高周波熱凝固法は、高温の熱で神経を麻痺させて痛みを感じにくくする方法ですので、その神経が関連する皮膚領域の知覚低下が生じます。また、運動神経機能が弱くなり、筋力低下や脱力がおこることがあります。知覚低下や筋力低下の程度は患者さんによって異なります。これらの症状は、神経が自然に再生するまで持続します。
③ 感染症
まれに、針の通り道にそって、感染をおこすことがあります。背中や腰がだんだん痛くなったり、発熱や頭痛などが現れたりします。治療法は、抗生剤の内服や点滴を行います。
④ 出血、血腫
ブロック針が血管を傷つけ、出血をおこすことがあります。ほとんどの場合、出血は自然に止まりますが、まれに血腫(血の塊)ができてしまうことがあります。

※合併症による検査、治療費は通常の保険診療扱いとなりますので、ご了承ください。


医療法人社団 SPC会 塩谷ペインクリニック

大塚 康久
小杉 志都子


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